今日は、なかなか記事に出来なかったお話を記録しようと思います。
実は来年、私にとってはとても記念すべき年を迎えます。
うさぎと暮らして20周年なんです。
この20年(来年ですが)暮らしてきて、初めての経験でした。
ブリーダーや一部多頭飼育の方は、飼育している数が多い分
不慮の事故等に合う確率は当然高いです。
それでも、初めてのことにビックリしました。
同じような経験をされる方が今後いらっしゃるかどうかわかりませんが。
こんなケースもあるんだっと記憶にとどめて頂けると幸いです。
去年2015年の秋。
いつもの通りにラビトリーに入り、ローラちゃんの異変に気づきました。
後ろ足を骨折していました。
我が家のケージはいたってシンプルで、60cmサイズのケージの中に
うさぎ用のトイレと、ご飯入れ、給水ボトルが付いているだけ。
この環境下で、まさか骨折することがあるとは。
扉があき、落下して骨折させてしまった事故は過去に1度ありましたが
ローラちゃんは、積まれたケージの2段目ですから落ちたら戻れません。
扉ももちろん開いていませんでした。
そこから、ローラちゃんと私の知恵比べ!?が始まりました。
ローラちゃんは、本当に素晴らしいママのひとりで、子育てが趣味の様な子でした。
私はBabyをママから離すのが遅いのですが、Babyを離した後のローラちゃんは
本当に寂しそうで、あるときから自傷行為が始まりました。
手足の裏の毛を毟り取ってしまうんです。
妊娠中~子育て中はしません。Babyが居なくなり、ひとりになると毟ります。
Babyの中にぬいぐるみを混ぜ、親離れ後もぬいぐるみを入れて見たり
カーペット敷いたり色々と考えてはみたものの、その場しのぎ程度にしかならず。
なかでも一番のストレスになったのが、骨折の治療だったケージレストです。
骨折の治療方法は獣医さんのご意見、飼い主さんの心情もありますので
ケースバイケースですが、解放骨折でない場合はケージレストが良いと感じています。
このケージレストで、キャリー生活になったのがローラちゃんの自傷行為を
ますます悪化させました。
骨折が良くなり、足をついて歩けるようになったところで避妊手術をしました。
ホルモンバランス(発情など)が自傷行為に影響していると思ったのです。
しかし、術後も治まる様子はありませんでした。
もう、八方塞がりな状況でどうしよう・・・っと悩みつくしていた時に
ふと以前見たお話を思い出しました。
海外では、うさぎをペアリング(去勢避妊手術をしたうえで、相性の良い子を探す)
して一緒に飼育しているケースがあるということ。
Babyが居なくなって寂しいローラちゃんは、一緒に暮らせるパートナーが見つかれば
この状況が少しは変わるんじゃないか?っと。
その時に目があったのは、やっぱりレイラちゃんでした。
私が困ったとき、いつも助けてくれるのはレイラちゃんです。
既に避妊手術を済ませていたレイラちゃん、ローラちゃんのママでもありますから
きっと良いパートナーになってくれるに違いない!っと祈る思いでお願いしました。
その日から、レイラちゃんとローラちゃんの同居生活が始まりました。
これは、つい最近の二人です♪
ローラちゃんは、ご飯入れの裏で爆睡中(笑)こんな姿はひとりの時には無かったです。
肝心の自傷行為は、見事にぴたっと止まり、酷い状況だった手足の裏は
あんな風だったのが嘘のように毛がフサフサになりました。
もう、トイレを使うことは出来ないと思っていたのに、すっかり元通り。
骨折のせいで足は変形してしまいましたが、日常生活全く不自由ありません。
今まで、そして今も安易な複数飼育は危険だと思っています。
食事の摂取量、排泄物、飲水量がきちんと個別に管理出来ないということは
わずかな体調の変化を見逃しやすいという高いリスクがあります。
かつ、ペアリングする子は去勢避妊手術していることが必須です。
それでも、今回の様に飼育することでストレスを軽減することができる
ケースがあるということも事実だと言うことを身をもって経験しました。
安易に「1匹では可哀そうだから!」とか「くっついている姿が可愛い!」とか
そういう理由で複数飼育することは推奨できません。
しかし、場合によってはこういう飼育方法が良い子もいるという現実。
個々の性格や行動を見極めて、その子にとってベストな環境を整えてあげることが
飼い主としての責任なんだなと改めて感じる非常に貴重な経験でした。
時にくっついて、時に別々に、ご飯の時は取り合って(笑)
仲良く毛繕いしあって、本当に微笑ましいふたりです。
レイラちゃん、ローラちゃんのためにも長生きしてね!!!
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